【検証シリーズ vol.12】服についた水彩絵の具、汚れを簡単に落とす方法は何がベストなのか!?

こんにちは、佐竹です。
今回は久しぶりに汚れ落とし系の検証ネタをやろうと思います。
落ちそうで落ちない水彩絵の具の汚れ。インターネットで検索すると、複数のやり方が紹介されています。
しかし、一体どれがベストなのでしょう?汚れのメカニズムも含めて、検証していきたいと思います。





こちらが今回絵の具をつけた現代アートのような模様のTシャツ。
このままでも良い気がしますが、検証は検証です。
さっそくトライしてみましょう。





まずはアルコール消毒液を絵の具汚れ全体にぬりたくります。





絵の具汚れにアルコールをつけていきます。





つけ置きしている間に、重曹と酸素系漂白剤を1:1混ぜておきます。





絵の具汚れに、重曹+漂白剤をつけて叩き洗いします。
裏に汚れを逃すため、雑巾やタオルを敷きましょう。




10分待ちます。
ぼうっとしていても良いし、おはぎを食べていても良いです。




10分経ったら40℃以上のお湯で丁寧にすすぎます。
漂白剤の働きを活性化させるためです。




さて、結果はいかに!?
綺麗に落ちたー!と言いたいところですが、微妙な汚れ残り・・・なぜ落ちないのでしょう?

名取名人「水彩絵の具に含まれる顔料のせいです。細かい粒子が繊維の隙間に入り込んでいる状態なんです。」
佐竹「はあ」
名取名人「先日検証した泥汚れと一緒です。水にも油にも溶けない不溶性の汚れは、元になっている粒子を物理的に取り除く事が大事です」
佐竹「なるほど。でどうやったらいいの?」
名取名人「目には目を。粒子の力を使います。」
佐竹「クレンザーでも使ったら良いのかな?」
名取名人「クレンザーは研磨力が強いけど衣服を傷つけてしまうので、オススメは重曹ですね。粒子が柔らかいので安心です。」

〜水彩絵の具汚れの落とし方〜汚れに重曹ペーストと液体洗剤を歯ブラシにつけてゴシゴシする。その後、普通に洗濯。



重曹ペーストは重曹3:水1の割合で混ぜるだけ。
ゴシゴシして洗濯した結果、見事な落ち具合!
不溶性の汚れは粒子の力で物理的に落とす事が大事だと分かりました。
それではまた!!


佐竹