【検証シリーズvol.6】ワイシャツを濡らした状態で干すとアイロンいらずって本当なの!?

佐竹です。こんばんわ。
肌寒い夜の日が増えてきました。衣替えの時期ですね。
佐竹もこの間、タンスから秋物の洋服を引っ張りだしてきたのですが、なんと奥から蝉の抜け殻が出て来ました。
虫嫌いなので「ひゃん!」と三つ編み乙女の様な悲鳴を上げてしまったことはここだけの秘密ですが、
問題はなぜ蝉の抜け殻がタンスから出てきたかという事なのです。
泥酔して帰宅した時か・・・はたまた甥っ子が遊びに来た時(約三年前の話)か・・・
考えても結論が出ないので、とりあえずタンスの上に飾っておきました。

さて、今回の検証シリーズは【Yシャツを濡らした状態で干すとアイロンいらずって本当なの!?】です。
ご家庭でYシャツを洗濯する方も多いと思いますが、ネックになるのは洗った後のアイロンの手間。
とは言え、アイロンのためだけにクリーニングに出すのも痛い出費ですよね。 今回、洗濯後濡らした状態で干すだけで、アイロンを掛けなくてもシワが伸びるとの噂を聞きつけました。
本当だとしたら、とんでもない話です!さっそく検証してみましょう。

【用意するもの】洗濯ノリ、洗濯ネット

洗濯時、ボタンは留めておくこと。
Yシャツを洗濯ネットに入れます。このとき、前身ごろと袖のボタンは留めておきます。
※今回は検証のため、綿100%のものと、綿ポリエステル混紡のものを用意しました。

あえて脱水しない。
通常洗濯が終了したら、Yシャツだけを残します。
「すすぎ」と「脱水」は必要ないので、「洗い」だけを選択します。
水を張ったら洗濯ノリを入れます。

しわを伸ばしてから干す。
洗いが終わったシャツをハンガーにかけ、目立つしわはなるべく伸ばしておきます。
※脱水してしまった場合は、シャワーや霧吹きで再びしっかり濡らしましょう
ある程度伸びたら干します。

干している間に編み物してみた。
ご覧の通り、佐竹は編み物が大得意でして。
空いている時間で、一つクマさんを作ってみました!
(本当は店頭支援部の正木女史がこの企画のために作ってくれました!規格外の女子力です。)
※抽選一名さまにプレゼントいたします。欲しいという方がいらっしゃいましたらメール(cs@kajitaku.com)にてご応募ください。応募がないとけっこう傷つきます!正木渾身のクマさんをもらってあげてください!

ポリエステル混紡には有効、綿100%は・・・。
さてさて、乾いたYシャツを確認してみましょう。
画像の通りポリエステルと綿の混紡のYシャツは、ポケット部分と襟まわりに若干シワがありますがかなり綺麗な仕上がり!!
それと比較すると、綿100%のものはポケット、身ごろ、袖と全体的にかなり目立ちます。
なんともすっきりしない結果・・・
そもそも綿って何でこんなにシワがつき易いんでしょうか?

名取プロ「綿は水を含むと繊維が膨らんで分子構造がバラバラになります。その状態で水分が抜けて固定化されるから、シワになるんです。」
佐竹「?」
名取プロ「濡らしたら、ちょっとやそっと手で伸ばしただけではバラバラ(しわ)は戻らないということです。」
佐竹「うーん、そうか・・」
名取プロ「とは言え、やらないよりはやった方がアイロンの手間はぐっと減るハズですよ。
佐竹「ほうほう」
名取プロ乾いたら、霧吹きで濡らしてから高温のドライアイロンをかけて下さい。アイロンで乾燥させながらシワを伸ばすイメージです。

万事解決とまではいきませんでしたが、アイロンの手間が軽減できるこちらの方法。
ご家庭で試してみてください!
今週はこの辺で。

佐竹